1996-12-14 ArtNo.8760
◆<星>中小企業/ホームIT市場の潜在性大:NCB局長
【シンガポール】シンガポールのPC(パソコン)保有世帯は既に米国と同レベルの36%に達したものの、1998年にはさらに50%に拡大、ホーム・マーケット市場における向こう3年間のPC販売は、過去10年のそれを上回る見通しだ。
国家コンピューター局(NCB)のスティーブン・ヨー局長(CEO)が12日催されたシンガポール情報技術展(SITEX96)の開幕式の席上語ったところによると、政府のIT教育推進やインターネットの普及でホーム・マーケットは引き続き堅調な成長を遂げる見通しだ。しかしながら今や一般家庭に備えられたPCシステムはオフィスのそれを上回る機能を備えている可能性が有り、業者は一般家庭ユーザーの複雑な需要に応える必要がある。
一方、国内にはITを導入し得る少なくとも2万~3万社の中小企業が存在する。こうした中小企業の1社当たりのIT投資を2万Sドルとすれば、市場規模は4万~6万Sドルに達する。しかしながら同市場は決して同質ではなく、しかもコストに敏感で、要求も多岐にわたることから、その開拓は決して容易ではないと言う。(BT,LZ:12/13)
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