1996-12-12 ArtNo.8734
◆<馬>工具/機械のラピド・シナジ、来年は受注増予想
【クアラルンプル】工具/機械の納入据付を中核とするラピド・シナジSdn Bhdは、電子産業の不振は短期的なものと見、来年は同社製品に対する需要が顕著に拡大するものと予想している。
サリム・カシム会長が10日催されたクアラルンプル証取(KLSE)二部上場を目指す公募引受契約調印式後語ったところによると、その実同社のツーリング・ビジネスの営業額は昨年比20%拡大しており、電子業不振の影響はほとんど受けていない。
グループ利益の4分の3に貢献している半導体業界向けモールド及びダイの設計・製造子会社フォーモサ・エンジニアリングSdn Bhdは、製品の70%をタイ、中国、香港等に輸出、今後一層アジア大平洋地域市場の開拓に力を入れる方針だ。フォーモサはまた半導体業界向けトリム/フォーム・マシーンの製造やTyco(香港)Ltd向け電気ロード・レース・カー・セットの製造も手がけている。
別の子会社ラピド・メタル・アンド・プラスチック・プロダクツSdn Bhdは、マレーシア国内の多国籍企業向けにフロッピー・ディスク・ケース、プリンター/キーボード部品、エアコン部品、コネクター部品等の精密部品の製造を手がけていると言う。(NST:12/11)
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