1996-12-11 ArtNo.8714
◆<星>STIC、傘下C2ビジネス等をSTEEに統合
【シンガポール】シンガポール・テクノロジーズ・インダストリアル・コーポレーション(CTIC)はシミュレーター(模擬装置)及びC2(コマンド&コントロール)ビジネスを上場子会社のSTエレクトロニク&エンジニアリング(STEE)に注入、組織を整理統合する。
C2ビジネスは港湾及び航空管制システム等にも応用されるが、現在はSTIC傘下の複数の子会社や親会社のシンガポール・テクノロジーズPte Ltd(ST)により手がけられている。これらの子会社とは、STコンピューター・システムズ(STCS)、Agilisコミュニケーション・テクノロジーズ(ACT)、シンガポール・エンジニアリング・ソフトウェア(SES)、CEIテクノロジーズ(CEIT)で、取引価格は合計5855万Sドル。STEEは新株4504万株を1株1.30Sドルで発行、支払いに当てる。
C2ビジネスはSTEEの完全子会社STシミュレーション・システムズにより経営される。STICとチャータード・インダストリーズ・オブ・シンガポール(CIS)は合弁で投資持ち株会社を設立、STEEの新株を管理する。
この結果STEEの株式資本は3000万Sドルから5252万Sドルに拡大、STICが37.65%、STが16.12%、新持ち株会社が26.23%のシェアを握る。残りの20%は一般投資家が保持することになる。現在はSTICがSTEEの65%のシェアを握り、一般投資家が35%を保持している。(ST,BT,LZ:12/10)
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