1996-12-10 ArtNo.8700
◆<星>RAID製造各社、ファイバー・チャンネル技術に殺到
【シンガポール】RAID(リダンダント・アレイズ・オブ・インディペンデント・ディスクス)の製造を手がける各社は今や先を争ってファイバー・チャンネンル(FC)テクノロジー領域への進出を図っている。
FC技術を用いれば、記憶容量の50%アップ、データ転送率の向上、広帯域/インターラクティブ・ビデオ/ビデオ・オン・デマンド/データ・マイニング等の機能提供、アレイ・キャビネットの容量拡大、ディスク間の配線短縮等を僅かなコストで実現できる。
クラリオンはFCホスト・インターフェース・テクノロジーへのアクセスを可能にするシリーズ3000を発表、EMCは既存のシメトリック・ストーリッジ・システムに来年はFCループを補充する。
FIND/SVPのストラテジク・リーサーチ・ディビジョンの調査によれば、システム不良の原因ではハードディスクの損傷が26.4%を占めトップ、以下コンピューター・ハードウェアの故障が24.3%、ソフトウェアの不調が22.3%、通信障害が10.8%、人為的ミスが5.9%と続く。このため企業は信頼性の高い記憶装置に最大資金を注入する姿勢を見せていると言う。(BT:12/9)
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