1996-12-09 ArtNo.8687
◆<馬>オートインダストリーズ、チップ製造で利益倍増予想
【クアラルンプル】オートインダストリーズ・コープBhd(AIC)は、新たな半導体チップ製造事業により1998年までに利益が倍増するものと予想している。
モハド・アリフ・プテ社長が6日の年次総会後語ったところによると、クダ州クリム・テクノロジー・パークの477haの土地に建設中のチップの製造/検査施設は来年完成、7月には試運転が開始される。当初は1週間に100万ユニットのチップが製造され、1998年半ばまでに200万ユニットに拡大される。製品は合弁パートナーの米国企業Atmelコープに全量納入される。
1998年までには、チップ製造事業はAICの売上/利益の半ばに貢献する見通しだ。AICの昨年の営業額は8000万Mドルで、今年は20%増が見込まれている。これによりAICは国産車製造元プロトンへの依存を大幅に軽減できる。また同社製品の大部分は目下ブームの電気通信業界に供給されるため最近の国際半導体市況の低迷はそれほど懸念していないと言う。
AIC株主はこの日、ニュークリアス・エレクトロニクスPte Ltd(NEPL)の60%権益買収(M$2790万)、子会社(57.1%出資)のJotechメタル・ファブリケーション・インダストリーズとProdelcon Sdn Bhdの合併計画を承認した。Prodelconは精密工具/型の製造や電気・電子業界向け自動化システムの設計・製造を手がけている。合併後の新会社はクリムのチップ工場に工具/型を納入、NEPLはマーケッティング及び顧客ネットワークを提供する。(NST,MBT:12/7)
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