SEAnews 1995-03-15 ArtNo.862

【シンガポール】フォート・カニング・カントリー・クラブ・インベストメント(FCCCI)は13日、メンバー制レストラン／レクレーション／ビジネス複合施設“フォート・カニング・カントリー・クラブ”の会員の募集を開始した。
フォート・カニング・ヒルの再開発計画では、シンガポール・コマンド・アンド・スタッフ・カレッジの跡地にヘルス・センター、ジム、プール、ボーリング場、スコッシュ・コート、ビジネス・センター、会議室、食品／飲料店、ダイニング施設、コマンド・バー、バーチャル・リアリティー・ゲーム・ルーム等の施設が設けられ、アールデコ風色調のこれら施設は、同カレッジの70周年に当たる96年に完成する。ＦＣＣＣＩは当面500会員を募集、最終的に会員数を1000に拡大する。会員権はＡＢＣ3種類から成り、個人会員権Ａの発行数は400、売り出し価格は1万9000Ｓドル。法人会員用のＢ(推薦2人可)／Ｃ(推薦3人可)の発行数は、各30／20で、売り出し価格は各3万6000Ｓドル／5万Ｓドル。オーナーが会員権を譲渡する場合には手数料（売却価格の10％もしくは1500Ｓドルのいずれか高い方）が徴収される。同会員の募集はＮＭロス・チャイルド＆サンズ(ｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙ)が引き受けた。また会員権購入者にはチャータード銀行が年利5～5.5％、返済期間5年のローンを提供する。14世紀にはマレー王朝トゥマセックの離宮が存在したとされるフォート・カニングには、ラッフルズの上陸後は、英国総督公邸、英軍司令部、日本軍基地、シンガポール軍士官学校、ボタニック・ガーデン等が設けられた。(ST,BT,LZ:3/14)