SEAnews 1996-12-03 ArtNo.8614

【クアラルンプル】今年3月期年度に1920万Ｍドルの税引き前損失を計上したDetaprepホールディングズBhd(DHB)は、不採算ビジネスを切り捨て、収益性の高いビジネスに集中する計画だ。
同社のアパンディ・ドラ重役(CEO)が年次総会後語ったところによると、96年3月期の営業額は前年の1億4400万Ｍドルから2億400万Ｍドルに60％拡大したが、マージンは24％から17％に下降、直接営業コストも40％増加した。この結果前年の370万Ｍドルの税引き前利益から大幅な赤字に転落した。
同社は高付加価値の情報技術(IT)コンテント・ビジネスの他、政府がリードするプロジェクト、例えばマルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)や先端技術領域、例えばインターネットやイントラネットに注目している。
一方、ＰＣユナイテッド・コンピューター・ストア・チェーン等の小売りビジネスを手がけるDataprepリテール社は、税引き前に480万Ｍドルの赤字を計上、マージンも10％を割っている。このため同社を売却することも検討されていると言う。(ｺﾝﾋﾟｭｰﾀｲﾑｽﾞ:12/2)