SEAnews 1996-12-03 ArtNo.8613

【クアラルンプル】今月中にも施行される予定だったマレーシア初のサイバーローは、来年3月乃至4月の次期国会に上程されることになった。
レオ・モギーエネルギー通信郵政相が先週催されたマレーシア版ソフトウェアー出版業者協会(SPA)の発足式典に出席後語ったところによれば、遅延は残された国会会期が少なく、新法案を審議するゆとりがないため。政府は十分な時間をかけて同法案を審理することを欲しており、来年の第1会期に上程する。今月閉幕する今国会の残された会期は他の法案の審理で塞がっており、サイバーローを審議するゆとりはない。
サイバーローは1）デジタル署名法、2）マルチメディア知的所有権保護法、3）コンピューター犯罪法、4）遠隔医療開発法の4部分から成る。
マレーシアのソフトウェア市場は昨年1億8500万米ドルに達したが、1999年には4億4600万米ドルに拡大する見通しだ。マレーシアは国際企業をマルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)に誘致、これらの企業がＭＳＣ内でハイテク・オペレーションを全面的に展開するよう望んでいる。こうした企業の多くはソフトウェア開発業者とそのユザーと言う。(ｺﾝﾋﾟｭｰﾀｲﾑｽﾞ:12/2)