SEAnews 1996-12-02 ArtNo.8601

【クアラルンプル】メイ・プラスチック・インダストリーズBhd(MPIB)はショーワ・ウォーター・ケミカルSdn Bhd及び三菱自動車インターナショナルと合弁で自動車産業向け化学品を製造する計画だ。
ＭＰＩＢのチア・ラムチョイ重役(MD)が先週(11/30)の年次総会後語ったところによると、同社が81％、日本側パートナーが合わせて19％を出資、順調なら来年1月に契約に調印、97年末乃至98年初の稼働を目指す。新会社は冷却剤、ブレーキ・オイル、工業界向け水処理剤を製造する。この種の製造事業は、マレーシアでは初めてで、東南アジアでもタイにおけるものに続き2件目。目下1.62～2.43ｈａの用地を物色しており、投資額は400万～500万Ｍドルと見積もられる。ペラ州タパでプラスチック廃棄物の再生ビジネスを手がけるアドバーンス・サイクル・リソーシズSdn Bhdの60％の権益を25万8000Ｍドルで買収する計画は、スラゴール州スガイ・ブロの子会社メイ・リサイクル・テクノロジーSdn Bhdの事業を補完するためのもので、前者が粉砕処理したプラスチック廃棄物を、後者が産業用パレットに再生する。最近ＭＰＩＢとイナバタ・シンガポールが40：60の出資率で、224万Ｍドルで買収したメリディアン・センターSdn Bhdはテレビや洗濯機のケース等、大型プラスチック部品を製造する工場の試運転を開始した。来年初から本格稼働し、製品はソニー、松下等の大手メーカーに納入される。1900万Ｍドルの新工場の当初月間売上は100万Ｍドル、97年半ばには2倍に拡大する見通しだ。(STAR:11/30)