SEAnews 1996-12-02 ArtNo.8594

【シンガポール】シンガポール証取(SES)上場のライオン・アジアパックは中国におけるオートバイ及びオートバイ部品の製造／販売業務を通じて域内の成長の波に乗る計画だ。
マレーシア拠点のライオン・グループは、ライオン・アジアパックの前身メタル・コンテナーズLtdを買収するとともに、後者の包装／コンピューター／コンテナ・ビジネスと資産を、元のオーナーのラム・スーン・グループに売り戻し、その社名をライオン・アジアパックに変更した。
ライオン・アジアパックのレイモンド・チェン重役(ED)によると、ライオン・グループはライオン・アジアパックをグループの域内製造事業、取り分けオートバイ関連の製造業務の機関車とする計画だ。最近発表されたマレーシアン・フィードミルズの救済計画も、同様でこちれはグループの域内不動産事業の機関車になる。ライオン・アジアパックの現在の唯一の業務はドライ貨物コンテナ製造業務だが、同社は最近ライオン・グループの中国浙江省におけるオートバイ製造関連会社4社を買収することで合意に達した。温嶺市政府が経営するジャージアン(浙江)モーター・サイクル・ファクトリー(ZMF)は36－150ｃｃ／市価3000－9000元の銭江(ﾁｴﾝｼﾞｱﾝ)ブランドのオートバイを年間20万台製造、中国における2.8％のシェアを占めている。中国のオートバイ製造台数は昨年の780万台から2000年の1300万台に拡大するものと見込まれ、仮に市場シェアが現状レベルにとどまっても、更に16万台の売上増が期待できると言う。(BT,LZ:11/30)