【クアラルンプル】Gunawan Iron & Steel Sdn Bhd(GIS)は26日、銀行シンジケートと、5億2900万Mドルの2通貨建てマルチ・オプション借款契約を結んだ。
GISは目下トレンガヌ州クママンにスチール・スラブ/スチール・プレートの製造施設を建設中で、マレーシアにおいてBAT製品の製造を手がける初の総合的製鉄会社となる。現在マレーシアの鉄鋼業界ではまだ熱延シートの製造は行われていない。GISの年産25万トンのプレート工場は去る8月末に操業を開始した。払い込み資本1億6400万MドルのGISには、Bapak Gunawan Gwieが77.5%、プルモダラン・トレンガヌBhd(PTB)が22.5%出資しているが、PTBは1998年までにそのシェアを30.25%に引き上げるオプションを有する。
コマース・インターナショナル・マーチャント・バンカーズBhdによりアレンジされたシンジケート・ローンは2億3150万Mドル/返済期間7年のターム・ローン、9100万米ドル/返済期間7年のタームローン、3億Mドルの信用状、2000万Mドルのマルチ・オプション運転資金から成り、シンジケートには地元と外国の金融機関16行が参加している。(MBT:11/27)