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1995-03-14　ArtNo.855

【シンガポール】日本、中国を除くアジア太平洋地域諸国は、今年いずれも好調な経済成長が見込めるが、景気過熱の恐れが有り、特にマレーシアにこうした兆候が顕著と言う。
ＪＰモルガン証券のBernhard Eschweiler経済研究部担当副社長によれば、昨年マレーシアの金利は米国のそれよりも低めに維持されたが、その結果市場に大量の遊資が生じ、証券市況は刺激されたものの、インフレの懸念も高まった。マレーシア政府が早期に対策を講じないなら、深刻な景気過熱とインフレに直面する恐れがある。中央銀行は実質金利を引き上げ、市場の流動性を吸収するとともに、Ｍドル・レートの上昇を促すべきである。マレーシア政府がこれまでこうした措置を採らなかったのは、選挙が近いことも原因の1つと想像されると言う。(LZ:3/13)

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