SEAnews 1996-11-28 ArtNo.8549

【シンガポール】国家コンピューター局(NCB)はインターネットを通じクレジット・カードによるショッピングを楽しめる“エレクトロニク・コマース・ホーム・ページ”を開設した。
テオ・チーヒアン環境相が26日、明らかにしたところによれば、目下メトロ、タングス、タワー・レコード等、小売業者30社が参加、明年末までには100社に拡大される。アクセス・アドレスはhttp://www.ech.ncb.gov.sg。
ユーザーは先ず同ページにアクセス後、身分登録し、パーソナル・コードの発行を受ける。同パーソナル・コードは一般のフロッピー・ディスクにダウンロードできる。支払いに際しては、当該フロッピー・ディスクを差し込み、クレジット・カード・ナンバーをキー・インすればよい。クレジット・カード・ナンバーとパーソナル・コードは暗号化された後、転送されるため、悪用される恐れはない。小売業者は注文を受けた後、コードを照合し、取引を実行する。これらの操作は数秒で完了する。
ユーザーが仮にパーソナル・コードを記憶したフロッピー・ディスクを紛失しても、パスワードが無い限り他人が使用する恐れはない。同システムの管理はインターネット・アクセス・プロバイダーの1社パシフィック・インターネトを経営するスンバワン・メディアが引き受けている。(ST,BT,LZ:11/27)