1996-11-27 ArtNo.8540
◆<馬>トランスウォーター、M$10億水事業契約獲得目指す
【クアラルンプル】トランスウォーター・コープBhdはフランス系Lyonnaise(SEA)Sdn Bhdと合弁でヌグリ・スンビラン州及びペラ州における合計10億Mドルと見積もられる飲料水供給事業の獲得を目指している。
トランスウォーター社のワン・アドゥリ会長が25日に催されたLyonnaiseとの戦略提携契約調印式後語ったところによると、両社は既に関係2州の政府に水道事業計画書を提出しており、契約が獲得できれば、トランスウォーターが50%、Lyonnaiseが30%、残りを両州政府が出資する形で合弁会社を設立、プロジェクトを進める。プロジェクト・コストは各5億Mドルと見積もられる。この種のプロジェクトの初期投資は多額にのぼり、回収期間も10~12年に及ぶが、長期に渡る安定した収入を確保できる。
Lyonnaiseはこの道120年の経験を有し、マレーシアにおける営業歴も10年に及ぶ。同社は最近被雇用者積立基金(EPF)、オーストラリアのレンド・リース・コープ、米国のオールステート・インシュランス(各US$5000万出資)及び個人投資家(US$1億)と3億米ドルのインフラストラクチャー・ファンドを設立した。同ファンドは中国や東南アジアの各種インフラ・プロジェクトに対等出資ベイスで参与すると言う。(STAR,NST,MBT,ST:11/26)
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