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1996-11-26 ArtNo.8526
◆＜泰＞年初９ヶ月の主要経済指標軒並みダウン：中央銀行
【バンコク】今年初9ヶ月の主要経済指標の伸びは昨年同期に比べ大幅に鈍化、政府支出だけが唯一の経済刺激要因となっている。
バンク・オブ・タイランドの報告によれば、輸出成長は26.3％から2.4％に、輸入成長率は33.2％から6.9％に、工業生産指数の伸びは13.7％から7.5％に、民間投資指数の伸びは16.7％から8.0％に、自動車産業の成長率は19.7％から7.0％に、いずれも鈍化した。
しかし民間部門投資のスローダウンは、各種のインフラ・プロジェクトの加速で、部分的に相殺され、また良好な天候と市場価格の回復で、農業部門は好調だった。付加価値税徴収額は同期に30.1％の伸びを記録、昨年同期の23.4％を上回った。
経常収支の赤字は昨年同期の2180億バーツを上回る2704億バーツに達し、国際収支の黒字は、昨年同期の1167億バーツから616億バーツに半減した。バーツ相場の変動制への移行の噂等で、国内流動性は不安定な推移を見せ、年初4ヶ月にはハイ・レベルに達したが、続く5ヶ月は逼迫した。噂は海外からのノンバンク民間資金の流入をスローダウンさせた。(BD:11/25)
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