1996-11-25 ArtNo.8503
◆<星>香港PCB会社ウォンズ、SES上場目指し公募
【シンガポール】香港証取上場の電子会社ウォンズ・インターナショナルはプリント基板(PCB)製造部門Wong's Circuitsをシンガポール証取(SES)に上場させる計画で、今週中にも当地で株式を公開する見通しだ。
消息筋によれば、増資後の株式資本の25%に相当する4000万~6000万株を、1米ドルを僅かに下回る価格で公開、70%を私募に、残りを公募にかけるもようだ。25%の内の17%が新株、8%が譲渡株になる見通しで、上場後も親会社のウォンズ・インターナショナルが75%の権益を維持する。公募幹事はDBSバンクが務める。
ウォンズ・サーキッツはもっと早い時期に株式を公開する予定だったが、シンガポール市場の不振から時期を繰り延べていた。しかし最近の複数の公募がいずれも成功する中で、同社は先月初から株式のプレマーケッティングを開始した。ジョニー・ウォン・チュンア会長により1962年に創設された同グループは主に相手先商標製造業者(OEM)市場向けにPCBと電子製品の製造を手がけている。ここにきて抵抗器のASJ、モールド・ベースのランキー・メタル、シノケム等の上場の噂が伝えられているが、年内上場が目指されるとすれば、クリスマス前の12月半ばまでに続々公募される見通しだ。(BT:11/23)
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