1996-11-25 ArtNo.8502
◆<星>スンバワン、造船部門をジュロン造船に注入合併
【シンガポール】スンバワン・コープは22日、総額2億7900万Sドル相当の傘下造船部門資産をジュロン・シップヤードLtd(JSL)に注入、その代償としてJSLの新株4107万株を1株6.8Sドルで引き取り、JSL持ち株比率を現在の20%から41.6%に高める合併案を発表した。
スンバワン・コープのアドバイザーを務めるスタンダード・チャータード・マーチャント・バンク・アジア(SCMBA)がこの日発表したところによれば、これによりJSLはシンガポール国内の造船施設のほぼ半分に相当する170万重量トンのドック・キャパシティーと、より大きなマンパワーのプールを手に入れ、柔軟で効率的な造船業務の運営が可能になる。一方、スンバワン・コープはJSLの造船施設を利用し、オフショア・プラットフォーム・ビジネスを拡張できる。
同買収計画は両社の株主とシンガポール関係当局の承認を必要とし、来年完了する。地元紙によると一般投資家らはスンバワン・コープの造船所を宅地として再開発した際の潜在収益に注目していると言う。(ST,BT:11/23)
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