1996-11-22 ArtNo.8475
◆<星>都市再開発局、宅地/工業用地の入札募集
【シンガポール】都市再開発局(URA)は20日、ベイショウ・ビューのコンドミニアム用地(42万7349平方フィート)、サラカ・テラスの複合開発用地(22万9381平方フィート)、ウビ・アベニュー1の工業用地2区画(各64万2219平方フィート)の開発入札を募集した。
この内ベイショー・ビューのコンドミニアム用地は一等地ではないものの、プロット・レシオが3.5倍と、住宅用地としては過去最高で、最大950ユニットの住宅が開発可能だ。このため少なからぬデベロッパーの関心を呼ぶものと見られる。
しかしアナリストは、1プロット・レシオ当たり350Sドルの市価からすれば落札価格は4億~4億5000万Sドルに達し、これに建築コストを加えると、1戸あたり100万Sドル以上で販売しなければ利益を確保できないとし、今日の低調な住宅市況から一部のデベロッパーはチームを組んで入札、リスクの分散を図るものと見ている。
アナリストらはまた最近の入札結果が低調だったにも関わらず、URAが早くも新たな工業用地の入札を募集したことに驚きを表明するとともに、平方フィート当たり70~80Sドルの値がつけば、市場の自信は衰えていないことを意味すると、入札結果に注目している。(ST,BT,LZ:11/21)
|
|