1996-11-22 ArtNo.8474
◆<星>抵抗器のASJ、公募資金で製造能力/直販網拡張計画
【シンガポール】セスダック登録を目指す地場抵抗器メーカーのASJホールディングズは約1500万Sドルを公募調達し、来年に予定するジュロン工場の製造能力の50%アップやマレーシア及びタイにおけるダイレクト・セール網の構築に充当する計画だ。
フォン・ヨーワイ重役(MD)が1988年に創設した電子製品流通会社スキャン・テクノロジーは、1994年に地場抵抗器メーカーのASJを買収、その後セスダック登録を目指して、姉妹会社スキャン・テクノロジー(S)Pte Ltd、スキャン・コンポーネンツSdn Bhd、ASJ Pte Ltdを統轄するASJホールディングズを設立した。ASJホールディングズには台湾のトップ抵抗器会社Yageoコーポレーションも40%出資している。
フォン氏によると、ASJは現在月間4億~4億5000万ユニットのチップ・レジスターを製造しているが、同社は来年第2四半期には400万Sドルを投じ、月間製造能力を6億~7億ユニットに拡大する。また来年は保税倉庫を有するダイレクト・セール・チームをマレーシア及びタイに配置、これら両国におけるプレゼンスを強化する。同社の昨年の営業額は前年の3100万Sドルから3400万Sドルに拡大、50万Sドルの損失も310万Sドルの利益に転換した。(ST,BT,LZ:11/21)
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