1996-11-21 ArtNo.8468
◆<泰>ビチューメン、ベクテルにアスファルト工場建設発注
【バンコク】プラチュアブ・キリ・カン省バン・サパンにおける50億バーツのアスファルト製造事業を計画するTipco Asphalt Co(タスコ)の完全出資子会社タイ・ビチューメンは19日、ベクテル・インターナショナルと総額22億バーツのエンジニアリング/資材調達/建設(EPC)契約を結んだ。
タイ・ビチューメンの発表によれば、来年初に着工し、1998年10月の完工が予定される第1期工事には25億バーツが投じられ、年産100万トンの設備が設けられる。2000年にはさらに10億バーツが投じられ、第2期工事が着手される。同工事は18ヶ月で完成し、生産能力は200万トンに拡大される。また150万バーツを投じて石油タンカーを購入することも計画されている。同タンカーは月間10万トンの原油輸入に用いられる。
タスコ・グループのプラシット・サプサコーン社長によると、タイのアスファルト・セメント需要は年間70万トン以上で、今後年率25%の成長が見込める。年間50億~60億バーツの国内市場の40ー50%のシェアを握る同社は今年45万トンのアスファルトの輸入を予定している。同社は今年4月にはインドにおける年産2万トンの工場を稼働させたが、中国にアスファルト輸入用の港湾と倉庫施設を設ける商談も進めていると言う。(BD:11/20)
|