1996-11-21 ArtNo.8466
◆<馬>ト州政府、Sirimと珪酸カルシウムの合弁製造計画
【クアラルンプル】トレンガヌ州政府はSirim Bhdと合弁で、建材や絶縁材の原料となる珪酸カルシウムの製造を手がける可能性を検討している。
豊富で高品質な珪土の存在が最近確認されたブキ・スニャモ(Bukit Senyamok)に2600万Mドルを投じ、最初の工場が設けられる見通しだ。トレンガヌ州のワン・モフタル首席大臣が19日に催された州政府とSirim Bhdの関係合弁覚書調印式の席上語ったところによると、同地域には99.7%の純度の珪土114万トンが存在する。合弁事業の詳細は未定だが、既に事業化調査を進めており、来年には軌道に乗る見通しだ。年産3700トンの工場の生産コストは600万Mドル、売上は1160万Mドルと見積もられている。国内市場規模は年間13億Mドルと見積もれ、同数字には他の用途に使用されるために輸入される珪酸カルシウムは含まれていない。現在この種の製品は全てドイツと日本から輸入されている。この他の原料、石灰、パルプ、ベントナイト(充填剤)も国内で調達できると言う。(NST:11/20)
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