1996-11-21 ArtNo.8457
◆<星>企業3社、高収益でアジア企業トップ40社に仲間入り
【シンガポール】シンガポール・テレコム(シングテル)、ヒューレット・パッカード(HP)シンガポール、シンガポール航空(SIA)3社は、その収益力によりアジア企業トップ40社に名を連ねている。
香港のアジアウィークがまとめたアジア1000社ランキング(昨年度業績に基づく)によると、シングテルの売上は28億2100万米ドルで470位だが、利益は10億4800万米ドルで18位、HPシンガポールの売上は39億1300万米ドルで338位だが、利益は7億5600万米ドルで32位、SIAの売上は48億6100万米ドルで272位だが、利益は7億2300万米ドルで35位となっている。ちなみに利益高トップは韓国のサムスン・エレクトロニクスの32億米ドル、トヨタ自動車が27億米ドルで2位につけた。
また、シンガポール企業3社は利益率でも、40位以内にランクされ、シングテルは37.2%で5位、HPシンガポールは19.3%で21位、SIAは14.9%で33位となっている。シンガポールに製造拠点をおくディスク・ドライブ製造のシーゲート・テクノロジー・インターナショナルは2億9900万米ドルの増益を記録、増益額で28位にランクされた。
労働者1人当たりの利益では、シンガポール・プールズが43万米ドルで7位、モービル・オイル・シンガポールが37万米ドルで8位、シングテルとHPシンガポールも32位と34位につけた。シンガポール拠点企業の売上トップはソニー・インターナショナル(シンガポール)の82億2000万米ドル(アジア144位)で、以下2位カルテックス・トレーディング75億4900万米ドル(155位)、3位シーゲート53億3900万米ドル(239位)、4位SIA、5位アジア・マツシタ・エレクトリック45億3500万米ドル(291位)と続く。またアジアウィーク1000社ランキングに登場するシンガポール企業は30社のみで、4分の3を日本企業が占めた。(BT:11/20)
|