1996-11-20 ArtNo.8450
◆<馬>国産軽飛行機イーグル、豪州民間航空安全局の認定獲得
【クアラルンプル】国営石油会社ペトロナスが60%、コンポジット・テクノロジー・リサーチ・マレーシア(CTRM)が40%出資するイーグル・エアクラフト・マレーシアSdn Bhdにより100%所有されるイーグル・エアクラフトPte Ltd(オーストラリア)(EAPL)とイーグル・エアクラフト・マレーシアSdn Bhdの合弁会社イーグル・エアクラフト・インターナショナル(EAI)は先週木曜、オーストラリア民間航空安全局(ACASA)から安全性に関する認定を獲得した。
EAIのナウィ・アブドラ重役によると、同社はこれまでに2人乗り軽飛行機イーグルXTS150に対する少なからぬ引き合いや注文を受けたが、ACASAの認定が得られず、マーケッティングを行うことができなかった。当初今年9月21日の認定が予定されていたが、速度が一定限度に達すると所定の上昇力が確保できない欠陥が発見され、認可が延期されていた。しかし最高速度を45.2ノットから44.3ノットに引き下げることにより、同問題も解決され、認可を得ることができた。航空機は当面オーストラリアの工場で生産され、マレーシア工場は部品製造等の面でこれを支援する。目下の製造能力は月間2機と言う。(NST:11/19)
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