【ホーチミン】原油輸出に次いで天然ガス事業でもアジアの主要プレーヤーを目指すベトナムは今年末までにガス産業マスター・プランを立案する計画だ。
しかし外国石油企業は投資計画に年内に決断を下す上から同プランが9月までに完成するよう期待している。国営石油会社ベトロベトナムのHo Si Thoang社長がこのほど当地で開かれたセミナーで語ったところによると、同氏は目下国内ガス産業のあり方に様々な角度から分析を加えている。またブリティッシュ・ペトローリアム(BP)とノルウェーのステートイルがナム・コン・ソン海盆で掘削したランテイ及びランド油井から噴出するガスを1999年までに陸揚げできるよう希望している。目下BPと三井物産が4億米ドルのプロジェクトの事業化調査を行う一方、ペトロベトナムと合弁交渉を進めていると言う。(NST:3/11)