1995-03-13 ArtNo.844
◆<比>グローブ・テレコム、過当競争防止法案に反発
【マニラ】グローブ・テレコム他7社のテレコム企業は今月1日にラモス大統領により署名され、15日後には発効する新法案が、フィリピン長距離電話会社PLDTの市場独占を復活させるのではないかと懸念している。
新法案は、地元の電話会社がそれ自身の顧客へ接続される賠償保証のないバイパスや他社の重複する営業から保護されねばならないと規定している。グローブ・テレコムはこれに対して、同社が国内通話や国際通話を他社のエリアに接続する際、その度に接続料を支払わねばならなくなり、この種の規定は自由化に逆行し、独占を支持するものであると批判した。これに対して全国電気通信理事会(NTC)のエドガルド・カバリオス局長は新法案の主旨はテレコム各社の採算を保障することにあるが、営業者の意見はガイドライン立案に際して配慮されるとしている。(ST:3/11)
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