SEAnews 1996-11-18 ArtNo.8422

【クアラルンプル】マレーシアの9月の工業生産指数(IPI)は、238.9と、昨年同月比9.5％、前月比0.7％アップ、年初9ヶ月では10.6％の上昇を見た。
統計局が15日発表したところによれば、年初9ヶ月には鉱業指数が5.1％、製造業指数が11.9％、電力指数が12.9％、それぞれ上昇した。鉱業部門では原油生産指数が2.9％、天然ガス生産指数が12.2％、アップした反面、錫生産指数は12.4％の下降を見た。
製造業に関しては主要19業種中18業種がプラス成長を実現した。最大の伸びを見たのは工業化学の25.9％で、以下非金属鉱物製品21.7％、運輸機器19.6％、鉄鋼基礎産業16.4％、飲料16.2％、家具を除く木製品15.1％、ゴム製品11.5％、機械・設備を除く金属加工11.4％、繊維11％、ガラス製品10％、電機・電器・電気備品9.8％と続く。
この他、生コンクリートは78.7％増の595万7000立米、1000ＣＣ以上の乗用車は26.1％増の18万6435台、棒鋼は21.5％増の216万1000トン、合板は27.1％増の423万3000立米、ゴム手袋は21.6％増の666万ペア、ソフト・ドリンクは17.2％増の3億5546万4000リッターと堅調な伸びを見た。しかし電機を除く機械の生産は、主に室内エアコンと家庭用冷蔵庫の不振で、4.5％の落ち込みを記録した。(MBT,NST:11/16)