1996-11-18 ArtNo.8412
◆<星>ルーサント、R&DセンターにS$1千万投資
【シンガポール】米国AT&Tから分封したテレコミュニケーション会社のルーサント・テクノロジーズは、国家科学技術局(NSTB)の支援も得て向こう5年間にシンガポールにおける研究開発(R&D)活動に1000万Sドルを投資する。
ルーサントのデービッド・ジョンソン域内担当副社長が15日記者会見し発表したところによると、当地R&Dセンターでは主に、1)音声/データ/ビデオの電子的交換を可能にするプロトコル・インターフェース、2)テレコミュニケーション・ネットワーク関連のマルチメディア・アプリケーションを開発するためのソフトウェア、3)業務用テレコミュニケーション・アプリケーションのための多言語(アジア言語)機能、の3領域の研究に力が入れられる。同5年間には研究人員22人が新たに雇用される。同社のアジア太平洋地域ビジネス・コミュニケーション部門は、今年初9ヶ月間に年率60%の成長を達成、グループ・レベルでも域内事業は20~30%の成長が見込まれている。
今年初にAT&Tから分離、ベル・ラボラトリーズも傘下に収めたルーサントのビジネスはネットワーク・システム、ビジネス・コミュニケーションズ・システム、消費者用製品、マイクロエレクトロニクスの4部門から成り、その年商は214億米ドルにのぼる。(ST,BT,LZ:11/16)
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