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1996-11-15 ArtNo.8386
◆＜星＞公務員、今年も特別ボーナスは期待薄：無任所相
【シンガポール】シンガポールの公務員は今年も3ヶ月分の年次賞与以外の特別ボーナスを期待することはできないようだ。
全国労働組合会議(NTUC)書記長を兼ねるリム・ブンヘン無任所相が13日催された運輸労働者のセミナーに出席後、マスコミに語ったところによれば、これは国内経済の成長鈍化に伴うもの。民間部門に関しては、それぞれの企業の業績次第だが、全体としては好業績を達成した企業は少ないことから、ボーナスの額は少な目にならざるを得ない。同相はシンガポーリアンに対してよりスマートで、勤勉な就業態度を身につけ、ユニット・コストを引き下げるよう呼び掛けた。景気動向を反映した公務員の特別ボーナス制度が1988年に導入されて以来、91、92、95年と3度にわたり同ボーナスの支給が見合わされており、もし今年も見合わされれば4回目となる。リム無任所相は5月には今年は公務員の特別ボーナスが期待できそうだと語っていたが、その後シンガポールの経済成長率は第2四半期の7.5％から第3四半期の3.5％に急降下した。政府は今年通年の成長予測を6％に改めたが、これは今年に入って以来3度目の下方修正である。(BT,LZ:11/14)
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