1996-11-13 ArtNo.8366
◆<寮>Nam Theum II発電事業に3組織が事業化調査提案
【バンコク】タイ電力局(EGAT)への600MW(メガワット)の電力供給を目指すNam Theum II発電事業に関して3つの国際組織がラオス政府に事業化調査を提案した。
これら3組織には経済的影響に関する調査を申し出たルイス・バーガー及びタイ方面の需要とラオスにおける代替エネルギー源に関する調査を提案したLahmeyerが含まれる。これに対して世界自然保護連盟は、野生保護協会と共同で貯水池周辺の保護区の管理計画の作成を申し出た。これらの調査は、今年12月に着手される。同発電施設の開発を手がけるフランスのTransfield Electricite、Italian Thai Development、Jasmine International、Phatra Thanakitから成るコンソーシアムが世界銀行により作成された経営指導要綱に掲げられた条件を満たすことができなかったことから、EGATへの電力供給期限が当初の2000年6月から2002年12月に繰り延べられた。同繰り延べに伴いコンソーシアムは世銀の各種調査条件を受け入れた。ラオス政府、世界銀行、当該コンソーシアムは目下、正式なコンサルテーション等に関する詰めを行っている。(BD:11/11)
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