SEAnews 1996-11-13 ArtNo.8356

【クアラルンプル】マレーシアの9月の貿易収支は2ヶ月連続、また8月の6億450万Ｍドルを上回る6億6844万2000Ｍドルの黒字を記録した。昨年同月には2億8468万70000Ｍドルの赤字が報告されていた。
統計局が9日発表した暫定統計によれば、今年9月の輸出は165億8300万Ｍドル(昨年同期M$169億1100万)、輸入は159億1500万Ｍドル(昨年同期M$171億9600万)だった。これに伴い年初9ヶ月の貿易赤字は昨年同期の83億3400万Ｍドルから1億6317万6000Ｍドルに98％縮小した。同期間には輸出が8.6％増の1461億6500万Ｍドルに拡大した反面、輸入は1463億2800万Ｍドルと、2.4％の増加にとどまった。熱電子管／光電池及び部品の輸出額は同期に15.1％増の268億Ｍドルをマーク、総輸出の18.3％を占め、最大輸出品目の座を維持したが、同品目は輸入部品の占める比率が極めて大きい。第2位のパーム油輸出は昨年同期比14.1％減の35億Ｍドル、総輸出額の4.6％を占めた。パーム油輸出額の下降は主にＦＯＢ価格が18.8％下降したためで、輸出量は5.7％アップした。同期には、機械／運輸機器の輸入額が2.4％増の878億Ｍドルを記録、総輸入の60％を占め、引き続き輸入品目のトップに立った。しかし、船舶／航空機／関連部品の輸入額は昨年同期の68億Ｍドルから42億ドルに37.3％下降した。(NST,MBT,ST:11/11)