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1996-11-13 ArtNo.8352
◆＜星＞製造業生産、９月も６．８％のマイナス成長に
【シンガポール】シンガポールの9月の製造業生産は昨年同月比6.8％落ち込みを見た。石油精製を除く全ての部門がマイナス成長を記録。製造業生産は8月も7.2％下降、7月は1.7％の微増にとどまった。これ以前に通産省は第3四半期の製造業生産が4.3％下降したと発表していた。
経済開発局(EDB)が発表した月間工業生産指数によれば、電子部門の9月の生産実績は世界電子産業の減速により7.4％ダウンした。パソコン、半導体、消費用電子製品、通信機器の生産が下降した反面、ディスク・ドライブ(HDD)、コンピュータ周辺機器、プリント基板の生産は拡大した。しかし今年初9カ月の電子産業の生産高は依然として前年同期比10.2％拡大している。9月の電子部門減速の影響は金属加工とプラスチック製品部門にも波及、両部門の生産高もそれぞれ8.2％と13.9％の落ち込みを見た。運輸機器の生産は造船部門が航空機部門の足を引っ張る形が続き、8月の18.4％ダウンに続いて9月も18.9％落ち込んだ。これにより今年初9カ月の同部門の生産高は10.2％減となった。その他の部門は、塗料／医薬が11.4％減、機械が8.3％減、印刷・出版が6.1％減と軒並みマイナス成長を記録したが、石油精製部門だけは8月の4.3％減から14.9％のプラス成長を回復した。(ST,BT,LZ:11/11)
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