1996-11-12 ArtNo.8343
◆<星>UPP、豪州企業と合弁でUS$8千万ボール紙工場建設
【シンガポール】シンガポール証取(SES)上場のユナイテッド・パルプ・アンド・ペパー(UPP)は8日、オーストラリア企業Mayr Melnhof Karton AG(MM)と対等出資でUNITED Mayr Melnhof Asia Holdings(UMM)を設立することで合意した。UMMは、シンガポールに総コスト8000万米ドルのボール紙工場を建設する他、高付加価値紙製品の合弁製造施設をアジア太平洋地域に展開する。
UPPのプラヨゴ・パングスト会長及びオン・シューヨン重役(ED)によると、最初のプロジェクトではパシフィック・パッケジング・ボード・インダストリーズが新設され、ジュロンに8000万米ドルを投じて、ボール箱用表面処理板紙の製造工場が設けられる。同プロジェクトへのUPPとMMの出資額はおよそ各1500万米ドルで、残りの5000万米ドルは借入で賄われる。内5000万米ドルは製造施設に投じられる。1998年に完全稼働すれば年間10万トンの厚紙が製造される。製品の90%以上はアジア太平洋地域に輸出される。UMMはマレーシア、インドネシア、中国における事業に関しても目下研究中で、向こう12~18ヶ月以内にもう1件別のプロジェクトが発表される。UPPの今年上半期の営業額は3300万Sドルと、昨年同期比2%アップ。純益は3倍以上の170万Sドルを記録した。(ST,BT:11/9)
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