1996-11-12 ArtNo.8340
◆<星>シングテル、海外にコムセンター計画
【シンガポール】タンピニースに1億5000万Sドルを投じて建設したテレパークを8日正式オープンしたシンガポール・テレコム(シングテル)は、同様なハイテク・コミュニケーション設備を装備したオフィス/工業ビルを海外にも設ける可能性を研究している。
シングテルのコー・ブンフィー会長によれば、益々多くの多国籍企業がその中核ビジネスに専心するため、テレコミュニケーション業務を外部に委託するようになっている。シングテルのチア・リーケン取締役によれば、同社は中国の蘇州工業パークやインドネシアに同様の施設を設ける可能性を検討している。またこうした海外施設の商業経営が開始された際には、タンピニースのテレパークがネットワークを集中管理することになると言う。マー・ボータン運輸通信相の主宰でこの日開所式を催したテレパークには、シティバンクやアバカス・トラベル・システムズ等14テナントが入居、2200平米の賃貸スペースの70%が入居済みとなっている。コー会長によると、シングテルはシンガポールの通信インフラを一層高度化するため、1999年までに海底光ファイバー・ケーブルの敷設に5億Sドルを投資する。同グループの設備管理収入はテレパークの完成により、4倍に拡大したと言う。(ST,BT,LZ:11/9)
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