1996-11-08 ArtNo.8308
◆<星>CALS協会設けオンライン情報交換フレームワーク
【シンガポール】異なるシステム間でのオンラインによる制作/設計/製造/流通/サービスを可能にするコンピューター・フレームワークの構築が図られている。
経済開発局(EDB)のフィリップ・ヨー会長が6日催された“CALS(コンティニュアス・アクウィジション・アンド・ライフ・サイクル・サポートまたはコンピューター・エイディッド・ロジスティクス・サポート)シンガポール96”セミナー(会期3日間)の開幕スピーチで語ったところによると、IT2000ビジョンの一環として進められる同フレームワーク構築に対する業界の支持を確保する狙いから今年末までにCALS協会が組織される。同協会のメンバーには製造会社、情報技術(IT)ソルーション・プロバイダー、政府機関、研究機関が含まれる。CALSの概念は既にボーイング、GM、NEC、三菱、トヨタ、等の企業により続々採用されている。
一方、Gintic Institute of Manufacturing Technologyのホー・ナイチュン理事によると、国家コンピューター局(NCB)は、グラフィックとデータの転送に際して2種類の共通ファイル・スタンダードの使用を推奨している。同スタンダードを用いれば異なるハードウェアー間でも情報交換ができる。Ginticはまた日本通産省の発議に基づくCALS関連の2つの研究開発(R&D)プロジェクトを手がけている。1つは工具型業界のための3次元(3D)モデルの開発で、同デザインは電子交換ができる。他の1つは電子部品の電子取引を可能にするデータベース・サーバーの開発と言う。(ST,BT,LZ:11/7)
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