【シンガポール】シンガポール証取(SES)上場のCSAホールディングズ子会社、コンピューター・システムズ・アドバイザーズ(M)Sdn Bhd(CSAM)は、クアラルンプル証取(KLSE)二部上場を既に申請、証券委員会の認可を待っている。
CSAMは予想される上場認可や上場のタイミングについてコメントを避けているが、観測筋は一般に6ヶ月を要する証券委員会の認可を今年末、上場は来年初、売出価格の株価収益率は96年度利益を基準にして10~14倍と予想している。CSAMは公募調達した資金は運転資金の拡大、銀行借り入れの縮小、工場施設への投資に充当するとしている。同社は支店12店を擁し、従業員は500人以上。親会社のCSAはKLSEの上場規定を満たすため、1995年7月にブミプトラ企業Elite Vista Sdn Bhdに40%の権益を売却したが、今回はその持ち株比率を更に51%以下に引き下げる見通しだ。証券アナリストはCSAMの上場は親会社のCSA株の評価を高め、CSAMの政府プロジェクトへの入札等に関する透明度も高まるものと予想している。(BT:11/6)