【クアラルンプル】タン・チョンモーター・ホールディングズBhdの70%出資子会社Auto Parts Holdings Sdn Bhd(APH)は今年12月末締め年度グループ売上が、昨年度の3億8000万Mドルから5億Mドルに拡大するものと予想している。
傘下に子会社13社を有するAPHはリーフ・スプリング、ショック・アブソーバー、シート、電気部品、エアコン、ラジエター等の製造を手がけている。クー・シアンチュー重役(MD)が5日語ったところによれば、今年の輸出収入は3000万Mドルが見込まれる。同社は2000年には売上10億Mドルを達成、2020年までに世界クラスの自動車部品メーカーになることを目指している。この日APHは米国企業Irwin Seating Companyと、対等出資で払込資本100万MドルのAPM-Irwin Seating Sdn Bhdを設立する合弁契約に調印した。APM-Irwin Seatingは国内/国外市場向けに講堂や映画館等で用いられるシートの製造を手がける計画で、既に英連邦競技会のスタジアムに1000シートを納入する契約やシンガポール、香港、台湾、タイ、中国から100万Mドルの受注を獲得している。同社は製品の80%を輸出する方針だ。(NST,STAR:11/6)