1995-03-11 ArtNo.828
◆<泰>Egcomp、山一等を発電所買収の金融アドバイザーに
【バンコク】ザ・エレクトリシティー・ジェネレーティングCo(Egcomp)は824MW(メガワット)のカノム発電所をタイ電力局(EGAT)から買収するため、バンコク・バンク、JPモルガン・セキュリティー(アジア)Ltd、ヤマイチ・マーチャント・バンク(シンガポール)Ltd、ファイナンス・ワンPlc、ユニオン・アジア・ファイナンスPlcを金融アドバイザーに指名した。
カノム発電所は各75MWの発電能力を有するバージ2基と674MWの天然ガス燃料発電機から成り、後者は2カ月以内に完全稼働する予定だ。今回指名されたアドバイザーらは国際市場で買収資金を調達することになる。買収コストは185億バーツ(S$10.6億)と見積もられている。Ecompは発電事業民営化のためにEGATにより設立された新会社で、EGATは昨年11月にその持ち株51%を公開した。Ecompはその後今年1月にタイ証取に上場されている。Ecompは同公募により調達した資金で1200MWの発電所を政府から200億バーツで買収している。(BT:3/10)
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