1996-11-06 ArtNo.8277
◆C&W、<星>電話ライセス獲得目指す
【シンガポール】英国の電気通信会社ケーブル&ワイヤレス(C&W)は来年3月に入札にかけられるシンガポールのテレコム・ライセンス2件中の1件に応札する計画だ。これらのライセンスを獲得した者は2000年以降、国内及び国際基本電気通信サービスを手がけることができる。
C&Wのリチャード・ゴスウェル重役(東南アジア太平洋担当CEO)が4日催された同社地域事務所開所式の席で語ったところによると、地元パートナーは決めておらず、これ以前の合弁事業モービルワンのパートナーと再び手を組むかどうかも現状ではコメントできない。C&Wは子会社の香港テレコム及びケッペル・コープ、シンガポール・プレス・ホールディングズと合弁でモービルワンを組織、第2移動電話網の経営権を獲得した。モービルワンは来年から営業を開始する。C&Wのリチャード・ブラウンCEOによれば、同社は当地域の電気通信市場開放に伴う最良のビジネスの機会を物色しており、シンガポールにおけるビジネス機会には同氏も興奮していると言う。シンガポールの人口は少ないものの、通話数や情報交換の量からすればセル式電話の先行きは明るい。シンガポール政府は今年初、2000年4月1日までに国内電気通信市場を全面開放すると発表した。一方、ケッペル・コーポレーションはC&Wと再度提携するか否かは別にしても、モービルワンの営業が順調なら、来年のテレコム・ライセンス入札の機関車としてモービルワンを使ってならないと言う理由はないと指摘している。(ST,BT,LZ:11/5)
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