1996-11-05 ArtNo.8275
◆<比>国営石油、海運子会社を合弁方式で民営化検討
【マニラ】国営フィリピン・ナショナル・オイル・コーポレーション(PNOC)は、傘下のシッピング・アンド・トランスポートCo(STC)を合弁方式により民営化する可能性を検討している。
PNOCはこれ以前にSTCの売却を図ったが、買い手を見出すことができなかった。このためPNOC取締役会は先週の会議で、コンサルタントのチェイス・マンハッタン・バンク及びランド・バンク・オブ・ザ・フィリピンから提出された合弁方式を採用する方針を決めた。STCは船齢20年のコースタル・タンカーやタグボート14隻を所有、主に親会社の石油/LNGの国内輸送を手がけている。その資産価値は5億6000万ペソ(S$2990万)と見積もられているが、投資家にどれだけのシェアをオファーするかは未定で、目下詳細が検討されている。順調なら12月12-13日に入札が受け付けられるが、スービク湾民営化計画の二の舞を回避するため入札を公開にする考えはないと言う。(BT:11/4)
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