1996-11-05 ArtNo.8267
◆<馬>台湾の海外投資抑制策の影響は受けない:通産相
【プタリンジャヤ】ラフィダ通産相は3日、最近国営企業に海外新規投資抑制を指示した台湾政府の措置のマレーシアへの影響は小さいとの見方を示した。
それによるとマレーシアは単に労働コストが低いだけでなく、その他の面でも台湾に勝る投資環境を備えているため、台湾企業は国内に投資するよりも大きな利益を上げられる。このため台湾政府も特別の配慮をするはずで、マレーシア政府は必要が認められれば、台湾側と関係問題を協議すると言う。
先週の報道によれば、台湾政府は国営企業にASEAN諸国への新規投資を放棄もしくは凍結するよう指示した。これは国営企業に台湾国内への投資を奨励し、衰退した国内経済の再建を図るものだが、実行段階のプロジェクトは影響を受けず、民間企業にも同政策は適応されない。台湾はマレーシアへの主要な投資国に数えられ、マレーシア工業開発局(MIDA)は、今年上半期に3億4300万Mドルの台湾投資プロジェクトを認可、1987年以来の台湾からの累積投資は192億5000万Mドルに達している。(MBT,LZ:11/4)
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