1996-11-04 ArtNo.8256
◆<馬>文具のレッド・ボックス、カザフスタン発電権益買収
【クアラルンプル】アルバムや額縁の製造販売を手がけるクアラルンプル証取(KLSE)上場会社レッド・ボックス(M)Bhdは1日、カザフスタンの発電事業権益を握るウサハ・サマ・ティムル・バラSdn Bhd(USTB)の全権益を、ハジ・アブドゥル・ラシド・ビン・マイディン氏とノルリア・ビンティ・シャムスディン夫人から6億1600万Mドルで買収する契約に調印した。
プルウィラ・アフィフ・マーチャント・バンクの発表によればレッド・ボックスは額面1Mドルの新株8800万株を1株7Mドルで発行し、支払いに当てる。これによりアブドゥル・ラシド・マイディン夫妻はレッド・ボックスの57.52%の権益を握ることになる。USTBは95年8月にカザフスタン政府傘下のAlmaty Energo社と、300MW(メガワット)のMainak水力発電所、50MWのKerbulak水力発電所、320MWの風力発電所の建設、そして300MWの既存Kapchagay発電所のリハビリテーションに関わる60年間のBOOT(建設/所有/経営/引渡)契約に調印しており、カザフスタン政府は発電された電力を全量買い取る。この日の調印式にはカザフスタン政府代表も同席、同プロジェクトに対するカザフスタン政府の支持を改めて確認した。(STAR,ST:11/2)
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