1996-11-04 ArtNo.8248
◆<星>ドイツ電機企業ボッシュにBHQステータス
【シンガポール】経済開発局(EDB)から1日、ビジネス本部ステタースを付与されたドイツの自動車用電気部品・装置メーカー、ロバート・ボッシュGmbHは、この日ビシャン付近のジャラン・プミンピンに1200万Sドルを投じて設けた地域本部ビルの開所式を催した。
ロバート・ボッシュ(東南アジア)Pte LtdのUwe Raschke重役(MD)によれば、新本部ビルはインドシナを含む東南アジアにおけるマーケッティング、販売、購買業務を統轄する。同社は欧州のグループ企業のために昨年1億5000万Sドル以上の部品を、主にシンガポールのサプライヤーから調達した。自動車部品、カーラジオ、動力工具が東南アジアにおける同社の営業額の主要部分を成している。同社はアジアにおける生産を拡大し、日本、韓国の自動車メーカーに対する供給拡大を目指している。ASEAN地域の建設業は12~16%の成長が見込まれ、動力工具ビジネスは急成長を遂げている。 シンガポールの地域本部は目下家電、自動化機器、包装機器、通信機器を含む他の業務も統轄しているが、家電製品のASEAN地域におけるマーケッティングを担当する新会社が近く設立される。アジアの携帯電話のユザーは今日の2200万人から2005年には1億2000万人に拡大が見込まれ、同ビジネスの拡張も計画している。
1995年のアジア営業額は21億マルク(S$19.4億)で、東南アジアはその30%を占めた。またアジアは358億マルクの同社世界売上(純益5.5億マルク)の6%を占めている。同社の海外売上は営業額の56%を占める。同社はアジアの世界売上に占める比率を10%以上に引き上げる計画と言う。(ST,BT,LZ:11/2)
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