1996-11-02 ArtNo.8242
◆<馬>イノコム、地元軽商用車市場の30%シェア目指す
【クリム】インダストリ・オートモティフ・コマーシアル(M)Sdn Bhd(イノコム)は来年国産商用車を市場に投入後、地元軽商用車市場の30%のシェア獲得を目指す。
イノコムのワン・アドゥリ・ワン・イブラヒム取締役が木曜(10/31)、クリムの工場建設現場で語ったところによれば、ルノー・トラフィック・バン及びヘンデ(Hyundai)ポーター・トラックをモデルとした製品の比率は最終的に40:60になる予定だが、先ずはウインドウ及びパネル・バンが、その後トラックが製造される。81haの敷地に1億5000万Mドルを投じて建設される3万8000平米の工場は来年1月に完成、来年半ばには初出荷が行われる。当初は月間200台が生産され、徐々に400~500台に拡大される。第1期工事完成後の最大生産能力は年間4万台だが、当初は年間2万台を生産する。現在国内には10万台の商用車が路上を走行しており、その半分が軽車両である。同社は操業開始後3年で国内シェアを60%に高め、国産部品の使用率も当初の45%から60%乃至70%に引き上げる。1998年には海外市場の開拓に乗り出す計画で、ASEANだけでも市場潜在性は極めて大きいと言う。(NST:11/1)
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