1996-10-31 ArtNo.8208
◆<馬>政府/KL市、M$100億リニアシティ開発契約に調印
【クアラルンプル】マレーシア政府、国営シャリカット・タナ・ダン・ハルタSdn Bhd、クアラルンプル市委員会は29日、KLリニアシティSdn Bhdと総コスト50億~100億Mドルと見積もられるリニアシティ開発契約に調印した。
同契約の下、アンワル副首相兼蔵相の顧問を務めるカマルディン・ジャファル会長及びデービッド・チュー重役(MD)に率いられるKLリニアシティSdn Bhdは、クアラルンプル市内を流れるクラン・リバーの全長12キロ、216.5haの河川敷を6億1100万Mドルで99年間賃借、向こう20~25年間に世界最長のレジャー・カム・ショッピング・センター“ギガワールド”やモノレール・システム(16キロ)を開発する。ギガワールドはギネス・ブックに記録された全長1キロ、49万平米のカナダのエドモントンを倍以上上回る全長2.4キロに及び、100軒以上のレストラン、レーザー/ビデオ・アーケード、ショップ等が入居する。調印式に立ち会ったマハティール首相は、このようなメガ・ショッピング・モールを開発する必要が有るのかとの記者の質問に、「必要がないと言う理由が有るのか」と反問する一方、「チャンスを与えたらいい。何かをしようとする際には、反対はつきものだ」と語った。KLリニアシティー事業にはブルジャヤ・グループのビンセント・タン会長やワン・アドゥル・ワン・イブラヒム氏らが出資している。同社は開発資金を公募調達する計画だが、KLリニアシティそのものをクアラルンプル証取(KLSE)に上場させるかどうかは未定と言う。(NST,MBT,STAR,ST,BT:10/30)
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