1996-10-30 ArtNo.8196
◆<馬>3社、M$76億病院支援サービス民営化契約獲得
【クアラルンプル】保健省は28日、フェイバー・メディサーブSdn BHd、ラディケア(M)Sdn Bhd、トンカ・メディベストSdn Bhd3社と15年、総額76億5000万Mドルの病院支援サービス民営化契約を結んだ。
来年1月に発効する同契約では全国の一般病院、地域病院、末端医療施設に対する医療廃棄物処理、洗濯、設備保守、生物医学工学サービスの提供が含まれ、年間5億Mドルの営業額が見込める。また政府は雇用契約が移管される2881人を含む3844人の公務員を削減できる。政府は年間1000万Mドルをコンピュータ・ネトワークに投じ、3社の営業/サービス状況をモニターする。
フェイバー・メディサーブはサバ/サラワク/半島北部(プルリス/クダ/ペナン/ペラ)をカバーする最大の2億6980万Mドルの契約を獲得した。これら6州には71軒、1万8935床の病院が存在し、全国の病院の52%を占める。ラディケアは中央/東部地区(スラゴール/クアラルンプル/パハン/トレンガヌ/クランタン)をカバーする総額1億4960万Mドルの契約を獲得、これに対してトンカ・メディベストはヌグリ・スンビラン州南部/マラッカ/ジョホールをカバーする最小の3960万Mドルの契約を獲得した。
またこれらの企業の業務状況をコンピュータ・システムを通じてモニターする作業の請負には8社が入札しており、総理府経済計画局(EPU)が選考を進めている。保健省はまた傘下のエンジニアリング・サービス部や各地の地域オフィスの官員、オンライン・システム等を通じてコンサルタントやコンセショネーヤーの業務を追跡調査する。(MBT,ST,BT:10/29)
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