1996-10-30 ArtNo.8192
◆<馬>サン・マイクロシステムに初のMSCステータス
【クアラルンプル】マレーシア政府は28日、マルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)にエクサランス・センターの開設を予定するサン・マイクロシステムに最初のMSCステータスを付与した。
サン・マイクロシステムは今年末からマレーシア・マイクロエレクトロニクス研究所(MIMOS)と協力、JAVA言語を用いてコンピューター・アプリケーション・ソフトウェアを開発する地元企業を支援する。この日、レオ・モギー エネルギー通信郵政相からMSC認定証を受領したサン・マイクロシステムは、同時にMIMOSと関係協力覚書を交換した。MISCステータスの下、サン・マイクロシステムは、5年間の法人税免除(さらに5年延長可能)、マルチメディア機材の輸入に対する関税免除、無制限な外国人専門スタッフの雇用等を認められる。レオ・モギー エネルギー通信郵政相によると、マレーシア政府は今年12月には世界的にも初のサイバー法案を国会に上程、1997年には世界に先駆けてサイバーローが施行されることになると言う。
一方、MSCの調整機関を務めるマルチメディア・デベロプメント・コーポレーション(MDC)はこれまでに外国企業からMSCステータスに関する25件の問い合わせを受けており、これらにはIBM、富士通、マイクロソフトが含まれる。MDCは今年末までに12社を選考する計画と言う。(NST,MBT,STAR:10/29)
|