1996-10-30 ArtNo.8189
◆<星>高級住宅賃貸料トップは北京、オフィスは香港
【シンガポール】アジアの主要都市における高級住宅の賃貸料を比較すると、今年5月時点で北京が平米当たり月額80米ドルと、東京の62米ドルを追い越しトップに立っている。
香港の不動産コンサルタントBrooke Hillier Parkerの幹部が当地で催された会議で報告したところによれば、3位以下にはホーチミンが60米ドル、ハノイが55米ドル、ボンベイが52米ドル、ニューデリーが50米ドルで続いている。昨年5月には東京が74.50米ドルでトップだった。これに対して最も賃貸料が安いのはコロンボの8米ドルで、以下クアラルンプル13米ドル、バンコク13.50米ドル、マニラ14米ドルと続き、いずれもプノンペンの20米ドルを下回った。ちなみにシンガポールは27Sドルとなっている。
オフィス賃貸料は、マニラ、北京、プノンペンを除き一般に供給過剰から値下がり傾向が生じている。トップは香港の92米ドル、以下北京85米ドル、東京76米ドル、ボンベイ73米ドル、シンガポール71米ドルと続く。
小売りスペースは香港が最高で、シンガポール、北京が続いている。また消費者の購買力の増強で賃貸料が、不動産価値を上回る速度で上昇した。工業不動産の賃貸料も概して上昇基調を辿っている。(BT,LZ:10/29)
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