1996-10-30 ArtNo.8186
◆<星>NCB、インターネットワーク・ハブ計画推進
【シンガポール】ゴー・チーウィー通産/運輸通信担当国務相が9月に発表したインターネットワーク・ハブ(Iハブ)計画の実現を目指す国家コンピュータ局(NCB)は、28日インターネット・アクセス・サービス・プロバイダー3社(IASPs:サイバウェイ、パシフィック・インターネット、シングネット)と協力協定を結ぶとともに、Iハブ推進計画の詳細を発表した。
Iハブは当面IASP3社の既存ネットワークをベースに年内に構築され、ユーザーはIハブを通じて政府の各種サービスへのアクセスが可能になる。NCBはIハブ構築のための奨励措置に少なくとも260万Sドルを投じる。これらの奨励措置には以下のものが含まれる。
1)IASPsはハブに接続する企業の専用線に30%のディスカウントを提供する。
2)NCBはIASPsと共同でIハブ上の安全な商取引の方法を研究する専門家チームを組織する。
3)シンガポールをインターネット・コンテント・プロバイダのベースにするため、NCBは国内コンテント・プロバイダのウェブ・ページ料金を最大6カ月間負担する。
4)NCBはNetsやシンガポール・ケーブル・ビジョンなどネットワーク・プロバイダのキャパシティ拡張コストの一部を当初2年間負担する。5)CNNやディスカバリー・チャンネル、ヤッフーなどに、そのウェブ・サイトをシンガポールの国内サーバーにミラーさせるよう働きかける。(ST,BT,LZ:10/29)
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