1996-10-29 ArtNo.8176
◆<馬>WTM、VLSIとUS$12億ウエハー事業で覚書
【クアラルンプル】バンク・インダストリ・マレーシア(BIM)/BIウォールデン・ベンチャーズ・クドゥアSdn Bhd(BIMのベンチャー・キャピタル子会社)/カザナ・ナシオナルBhdが50:10:40の出資率で昨年設立した授権資本5億Mドル、払込資本100万Mドルのウエハー・テクノロジー・マレーシアSdn Bhd(WTM)は26日、米国企業VLSIテクノロジー・インクと、クダ州クリムのハイテク・パークに12億米ドルを投じて月産3万ユニットのウエハー工場(敷地84ha)を建設する覚書を交換した。
WTMのサレー・ガザリ会長が調印式後語ったところによると、WTMの資本構成は、同覚書に基づき、BIMとBIウォールデンが合わせて10%、カザナが25%、VISLが20%、プルモダラン・ナシオナルBhdが30%、外国半導体会社3社が各5%に再編される。半導体会社3社は、それ自身は工場を持たずに、独自のデザインに基づき他社にチップの生産を委託している。ウエハー工場は1998年に完成するが、実際の生産が開始されるのは、18ヶ月後で、採算ベースに乗るのは5~6年後になる見通しだ。製品の90%は米国に輸出される。工場は当初専門エンジニア1人に率いられる40人の中核チームにより運営される。同チームの組織に際してはマレーシア人が優先的に採用される。VLSIは同チームに6ヶ月間の訓練を施し、技術移転を加速する。ナスダック登録のシリコン・バリー企業VLSIは末端ユーザーが高付加価値のシステムや製品を開発するのに必要な半導体装置の設計/製造を手がけている。(NST,STAR,BT:10/28)
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