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1996-10-29 ArtNo.8172
◆<星>ペンティアムプロの普及で36ビット環境への転換加速
【シンガポール】インテルのペンティアムプロ・チップが登場して既に1年、取り分けビジネス領域では、コンピューティング環境の16ビットから32ビットへの転換が進んでいる。
インテル・アジア・パシフィックのロブ・エッケルマン取締役によると、シンガポールを含むアジア太平洋地域のソフトウェアは依然16ビットが大勢をなしている。ペンティアムプロ・チップとペンティアム・チップは16ビットの環境下では大きな相違が見られないが、32ビットの環境下ではペンティアムプロはほとんど2台のPC(パソコン)を購入したのと同じパフォーマンスを発揮する。ペンティアムプロは多数の命令に同時に対応できるが、ペンティアムは同時に2つの命令にしか対応できない。インテルはペンティアムプロの売り込みのターゲットを企業に、ペンティアムのそれを家庭においているが、これはソフトウェアが異なるペンティアムとペンティアムプロのインターチェーンジは困難なため。既にヒューレット・パッカード、IBM、AST、デル、IPC、コンパック等はペンティアムプロ200MHz(メガヘルツ)チップを搭載した業務用PCを出荷している。市場調査会社IDCによれば、今年末までには、HP社製業務用デスクトップPCの半数にペンティアムプロが搭載され、来年末までにはPCにプレ・インストールされたオペレーティング・システムの90%が32ビットになると言う。(BT:10/28)
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